水球男子、企業の支援で「無職」ゼロに
リオデジャネイロ五輪で32年ぶりの五輪出場を決めている水球男子日本代表が23日、都内で行っている合宿を公開。多くの主力が収入のない「無職」状態だったが、リオ切符獲得以降に支援を申し出る企業が現れ、現在は無職選手がゼロになったことがわかった。
夢舞台に挑むポセイドンジャパンに心強い後方支援だ。主将の志水らが所属するブルボンでは、選手に毎月手厚く支援することを決定。勤め先のない選手にも4~5社から雇用や支援の申し出があったという。
25年間アルバイト経験もなかったという竹井昴司(全日体大)は初の“就職”が決定。地元京都のコスモネットにリオ五輪が終わる8月末まで臨時で入社することになった。仕事内容は未定だが、出社は月に一度でOK。「生活はまだカツカツですけど、少し経済的に楽になる」。目指すはリオでの8強入り。生活面の心配が減ることで、これまで以上に水球に打ち込むことができる。