SR・五郎丸人生初の控えスタート
南半球の強豪が集うスーパーラグビー(SR)は26日にレギュラーシーズンが開幕する。五郎丸歩(29)が新加入したレッズ(オーストラリア)は25日、初戦のワラタス戦(27日・シドニー)のメンバーを発表し、五郎丸は控えメンバーに入った。今季から参入する日本のサンウルブズは27日にライオンズ(南アフリカ)との初戦を東京・秩父宮で迎える。レギュラーシーズンは18チームが15試合を戦い、8チームによるプレーオフは8月6日に決勝が行われる。
ジョーンズ前ヘッドコーチ時代の日本代表では不動のFBだった五郎丸が、レッズの初戦をベンチで迎える。自身も故障以外で先発を外れることは高校時代まで振り返っても「ない」という。ただ、日本を出発してまだ3週間ほど。思い通りにいかないことがあるのは覚悟した上での挑戦で「メンバーに選んでもらったことが非常にうれしい」と、言葉や表情に落胆はなかった。
今週の練習では主力組に入り、25日はサインプレーで機敏に動いて防御を突破。チームの戦術も把握できている様子で「スタートからの方がいいが、ベンチというポジションも悪くない」と冷静に受け止めている。
ただ、現状に満足しているわけではない。「今週は主力組でも、来週どうなるか分からない。サインプレー一つにしてもまだまだミスはある。やらないといけないことはたくさんある」と気を引き締めた。