「東京マラソン」（２８日、東京都庁～東京ビックサイト）

　男子マラソンのリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた東京マラソン（２８日、東京都庁～東京ビッグサイト）に出場する有力選手が２６日、都内で会見した。前回、２時間７分３９秒で日本人トップの７位に入った今井正人（３１）＝トヨタ自動車九州＝は、悲願の五輪出場に向け「自分がワクワクするようなレースをして、力を出し切って、結果につながれば」と意気込んだ。

　昨年は世界選手権代表に選ばれたが、直前に髄膜炎を発症して欠場。夏場に約１カ月、走ることができなかった。後輩から「ペラペラになりましたね」と言われるほど筋力も落ちたが「悔しかったけど、気持ちの切り替えはできた。もともと、五輪に出たい気持ちが一番強かったから」と、照準を五輪選考会に絞った。

　順大時代に箱根駅伝の山上りで名をはせた“元祖山の神”。復活走で、夢舞台への切符をもぎ取ってみせる。