元祖山の神・今井「20年より先まで」
「東京マラソン兼リオデジャネイロ五輪代表選考会」(28日、東京都庁~東京ビッグサイト、42・195キロ)
昨年の大会で日本歴代6位の2時間7分39秒をマークした“元祖山の神”今井正人(トヨタ自動車九州)は、先頭集団に一度もつくことなく、見せ場のないレースで日本勢5位(13位)にとどまった。
「結果の通り。瞬間的な速さに対応ができなかった。勝負勘、体力がなく力不足でした」と力なく語り、悲願の五輪代表をまたも射止められなかった現実を素直に受け止めた。
本人は否定したものの、昨夏の世界選手権を辞退した髄膜炎による調整の狂いが影響したのは明らか。「自分はまだまだ中堅選手。納得するまでやりたいし、2020年より先までいきたい」と東京五輪の代表選考会に再び挑む覚悟を見せた。