桐生9秒台へスタートマイナーチェンジ
日本陸連は1日、沖縄県石垣島で行っている男子短距離、男女障害の合宿を公開した。男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(東洋大)は、スタートを高校時代のような、やや横に足を出すステップにマイナーチェンジ。序盤の爆発力を取り戻し、日本人初の9秒台、そしてリオ五輪での決勝進出に挑む。
ほかの選手がリレーの練習を行う中、桐生は今季初戦の世界室内選手権(17日開幕・米ポートランド)に向け、芝生で入念にスタートを練習。「足を真っすぐに出すと、すぐに体が起きて加速できない。高校までは横に出していた。今はその中間を探している」と説明した。13年に10秒01を出して以降、9秒台を目前に足踏みが続く。「そろそろベストを出して、9秒台を何回も出したい」と力を込めた。