錦織16強 辛勝に笑顔なし
「テニス・BNPパリバ・オープン」(15日、インディアンウェルズ)
男子シングルス3回戦で第5シードの錦織圭(26)=日清食品=は第30シードのスティーブ・ジョンソン(米国)を2セットともタイブレークのストレートで下し、2年連続でベスト16入りした。16日(日本時間17日)の4回戦では第9シードのジョン・イスナー(米国)と対戦する。
2年連続で16強入りした錦織に笑みはなかった。ジョンソンのミスにも助けられ、2セットともタイブレークの辛勝。「相手のスライスが低くて攻められなかった」と声のトーンは上がらなかった。
相手が跳ねるサーブとバックハンドでスライスを多用してくることは想定して対策を練ったが、会心のショットで捉えることはできなかった。第1セットのタイブレークは2-6とセットポイントを握られたが、相手がミスを連発して6連続得点で奪った。
第2セットは5-3としながらも押し切れず、再びタイブレーク。凡ミスが多く「リターンはもう少し(ベースラインから)下がるか、中に入るか決めるべきだった。ストロークも良くなかった」と反省の言葉が並んだ。