レスリング高谷五輪決定 太田も切符

 「レスリング・リオ五輪アジア予選」(18日、カザフスタン・アスタナ)

 開幕し、男子フリースタイルで74キロ級の高谷惣亮(ALSOK)と57キロ級の樋口黎(日体大)、グレコローマンスタイル59キロ級の太田忍(日体大)が決勝へ進んで上位2人に与えられる出場枠を獲得、五輪代表に決まった。グレコ85キロ級の岡太一(自衛隊)は準決勝で敗れ、今回の予選での出場枠獲得はならなかった。日本協会は、今大会で五輪枠を獲得した男子選手を五輪代表に決める。

 準決勝を制した高谷は天を仰ぎ、勝利をかみしめた。右膝を負傷しながら執念で五輪へ切符をつかみ取り「本当に苦しかった。自分との闘いだった」と感涙にむせんだ。2月下旬に右膝靱帯(じんたい)を損傷。出場辞退も考えたが、不振の男子を引っ張るエースとして「自分が勝って勢いづける」と強行出場した。4年前にメダルへ届かなかった大舞台へ「金メダルを取るためにやっている」と言い切った。

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