南半球の強豪が集うスーパーラグビー（ＳＲ）に今季参入し、開幕から２連敗のサンウルブズは１９日、東京・秩父宮ラグビー場でレベルズ（オーストラリア）と対戦する。１８日は会場で約１時間の練習を行った。

　前節は第２ホーム・シンガポールで行われたチーターズ戦に、前半２８－１３とリードしながら逆転負け。待望の初勝利はスルリと逃げた。だが、エース山田章仁（３０）は意気消沈していない。「よく考えれば、ホームで初勝利を挙げるチャンスを残したということですかね」と話す。

　チーターズ戦では３トライの荒稼ぎで、スーパーラグビー全体でもオールブラックスＦＢのベン・スミス（ハイランダーズ）らと並びトライ王。第３節のベストフィフティーンにもサンウルブズから初めて選ばれた。

　「この前はいいトライが取れて、僕にとってもチームにとっても自信になった。レベルズからもいいトライを取って勝って、秩父宮を盛り上げたい」。エースは勝利を誓った。（大友信彦）