リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた全日本競歩能美大会（２０日・石川県能美市）を控えた１９日、有力選手の記者会見が小松市内で行われた。

　女子２０キロで昨年の世界選手権代表の岡田久美子（２４）＝ビックカメラ＝は、２月の日本選手権で１時間２９分４０秒で２連覇を達成しながら、派遣設定記録（１時間２９分１５秒）に届かず、内定を逃した。「すごく悔しかった。気持ちを前面に出して、今度は派遣設定を突破して優勝したい」と初の五輪切符獲得に向け、拳を握った。

　昨年、男子の鈴木雄介（富士通）が世界記録をマークし、一気に競歩が注目を浴びた大会。日本女子のエースとして臨む美女ウォーカーは「女子も！という気持ちはある。お兄さんたちのように世界で戦えるようになりたい」と、意気込んだ。