浅見と近藤が五輪切符獲得へ闘志燃やす
「柔道・全日本選抜体重別選手権」(2日開幕、福岡国際センター)
柔道のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)が2日開幕する。3日に行われる女子48キロ級は、し烈な代表争いを繰り広げてきた浅見八瑠奈(27)=コマツ=と近藤亜美(20)=三井住友海上=の“最終決戦”として注目される。
順当にいけば決勝で激突する両者は1日、福岡市内で会見を行い、浅見は「4月3日は一番キラキラ輝いていたい」と代表権獲得を宣言。近藤も「勝って五輪に行く」と優勝を誓った。
浅見は12年ロンドン五輪代表の有力候補だった4年前、初戦で高校生に敗れ落選した。5年越しのリベンジへ「優勝にこだわりたい。夢をかなえられるように精いっぱい頑張る」と闘志を燃やした。
近藤は同じ軽量級の星から刺激を受ける。昨年末、親交があるレスリング女子48キロ級の登坂が先にリオ行きを決め、「ちゃんとついて来い」と連絡が届いた。近藤は「グッときました」とパワーに変えて、自身もリオ切符を奪取する。