瀬戸 世界仕様の体でV五輪代表に内定

 「競泳・日本選手権」(8日、東京辰巳国際水泳場)

 世界王者は2度も同じ轍(てつ)を踏まない。男子200メートルバタフライ決勝で瀬戸大也(21)=JSS毛呂山=が1分54秒14で優勝し、「1発勝負で内定を取れてよかった」と安どの表情を浮かべた。

 400メートル個人メドレーでは派遣標準を切れない「不完全燃焼」のレースだったが、見事リベンジ。この日はレース前に2本200メートル個人メドレーを泳いでいたが、苦しくなる最後の50メートルで先頭に立ち、一発回答だ。

 昨年の世界選手権で400メートル個人メドレーを制し、早々と五輪代表に内定。その後は苦しい時期が続いた。痛みを防ぐため、9月に両かかとを手術。今年2月にはエネルギー不足の影響で体調不良に陥り、納得のいく練習が積めなくなった。不安もあったが、食事の量や内容を見直していくうちに「体に力がみなぎってきた」。体が世界仕様に変化したことを実感した。

 早大の後輩である坂井とのデッドヒートを制し、2人で決めた代表入り。「かわいい後輩と2人で頑張りたい」と先輩の貫禄をにじませた。

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