サンウルブズ ミス連発で開幕6連敗
「スーパーラグビー、ストーマーズ46-19サンウルブズ」(8日、ケープタウン)
今季参入した日本チームのサンウルブズはストーマーズ(南アフリカ)に19-46で大敗し、開幕6連敗を喫した。サンウルブズは前半に4連続トライを許し、5-27と大きくリードされて折り返した。後半は4分にSH矢富勇毅(31)=ヤマハ発動機=がトライを挙げるなど反撃したが、防御を立て直せなかった。ストーマーズは5勝1敗。
これがアウェーの洗礼か。相手は南アフリカでの人気と実力で一、二を争うストーマーズ。サンウルブズは空席が目立つスタンドでも約2万人の熱狂的な応援にけおされ、ミスを連発した。初勝利が遠く、SO田村は「(雰囲気に)のまれたところがチームにあった。しょうがない」と悔しさをにじませた。
これまでは劣勢にも耐え、7点差以内の接戦が3度あった。だが、初の南アフリカ遠征で試練と目されたこの一戦は大敗を喫した。スーパーラグビー経験者のフッカー堀江翔太主将(30)=パナソニック=は「慣れていない選手にはいい経験になったと思う」と敗戦の中に収穫を見いだすしかなかった。