田児除名、桃田期限付き抹消か
国内の違法カジノ店でバドミントン男子のエース桃田賢斗(21)と、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=ともにNTT東日本=がバカラ賭博を行っていた問題で、日本バドミントン協会は9日、都内でNTT東日本から社内調査の報告を受けた。協会からは銭谷欽治専務理事らが出席。内容は8日の記者会見と、ほぼ同じ内容だったという。
報告を受けて、銭谷専務理事は出場権獲得が確実な桃田のリオデジャネイロ五輪について「立件されたわけではないが、スポーツ界全体を揺るがした由々しき事態。厳しい決断をしなければいけない」と、改めて出場させない方針を示した。
協会は10日に緊急理事会を開催し、2人に加え、8日の会見で賭博行為が明らかになったB代表の古賀輝(22)への処分を協議する。常習性があり、桃田や他の選手らを賭博に誘った田児には最も重い除名などの処分が下ると見られ、桃田にも期限付きの選手登録の抹消、大会への出場停止などの処分が考えられる。