バド男子単では五輪代表「0」か

 日本バドミントン協会は10日、都内で緊急理事会を開き、違法カジノ店で賭博行為をした男子のエース桃田賢斗(21)=NTT東日本=の日本代表強化指定を外し、無期限の試合出場停止処分を科した。金メダルも期待された桃田のリオデジャネイロ五輪出場はなくなった。

 日本男子が五輪のシングルスに出場できるかどうか不透明となった。同種目の出場枠は38人で、世界連盟(BWF)の5月5日付世界ランクで決まる。上位16位までに2人以上がいる国・地域からは2人、それ以外は17位以下でもランク最上位の1人が出る。

 日本2番手の佐々木翔(トナミ運輸)は26位で、16位以内浮上は難しい状況。日本協会は、佐々木がランク最上位者として出場できないかをBWFに確認中。認められない場合は、桃田のBWFへの登録を抹消することも検討するという。

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