自転車の公式スポンサー商品に禁止薬物
日本自転車競技連盟が公式スポンサーの健康補助食品会社、梅丹(めいたん)本舗から提供を受けていたサプリメント商品に、世界反ドーピング機関(WADA)が指定する禁止薬物が含まれ、国内のトップ選手の大半が使用していたことが21日、分かった。
日本連盟の大池新次事務局長は「きっちりチェックするべきだった。選手に申し訳ない」と語ったが、リオデジャネイロ五輪を前に影響が懸念される。同連盟は11日に選手やスタッフに直ちに使用を中止するよう通知した。
梅丹本舗や日本連盟の説明では、英国の機関による検査の途中経過で同社の「古式梅肉エキス」と「トップコンディション」の2商品に筋肉増強作用がある物質が微量ながら含有していたことが判明した。