堀江主将「苦しい時でも頑張る姿を」
苦境に負けず、勝ちにいく。スーパーラグビーに日本から参戦しているサンウルブズは23日、東京・秩父宮ラグビー場で、8戦目のジャガーズ(アルゼンチン)と対戦する。相手は昨秋のW杯で4強入りしたアルゼンチン代表を主体としたチーム。
サンウルブズは前節はシンガポール~南アフリカと続いた長期遠征の最終戦で、故障者が続出し、慣れない食事、高地の薄い空気にも苦しめられ、前回の対戦は1点差だったチーターズに17-92の大敗。7戦していまだ白星なしだが、堀江翔太主将(30)=パナソニック=は「日本ラグビーにとって全部初めてのこと。2019年に向け、いい経験を積んでいると思う」と前を向いた。
前節は試合直後の場内インタビューで、熊本地震の被災地への応援を呼び掛けた堀江。この日も「僕らが直接何かをできるわけじゃないけれど、先の見えない中で一生懸命やるしかない立場は似ているかもしれない。苦しいときでも頑張る姿に何かを感じてもらえるような試合をしたい」と誓った。(大友信彦)