長谷川やった五輪標準超えジャンプ!

 「陸上・織田記念国際」(29日、エディオンスタジアム広島)

 男子三段跳びなどが行われ、長谷川大悟(26)=日立ICT=が自己ベストを大きく更新する16メートル88で優勝し、リオ五輪参加標準記録(16メートル85)を突破。同種目では04年アテネ五輪に出場した杉林孝法以来、3大会ぶりの五輪出場に近づいた。男子100メートル決勝では地元広島出身の山県亮太(23)=セイコーホールディングス=が向かい風2・5メートルの悪条件の中、10秒27で優勝。男子やり投げは村上幸史(36)=スズキ浜松AC=が79メートル93で制した。

 三段跳びのレジェンド、日本人初の五輪金メダリスト故織田幹雄さんの名がついた伝統大会の50回記念で、かつての“お家芸”に光明が見えた。長谷川がリオ五輪参加標準を突破する16メートル88で優勝。同種目3大会ぶりの五輪出場に前進し「うれしいというよりビックリ」と笑顔が弾けた。

 冬季練習では砂浜トレーニングを導入。神奈川の平塚海岸でサーファーに交じりながら負荷を掛けた結果、肉体改造に成功。仮面ライダー好きの26歳は「必殺技のように気持ちを込めて、決めにいった」と、会心のジャンプを振り返った。

 参加標準を突破し、6月の日本選手権(名古屋)で優勝すれば代表内定。優勝を逃しても表彰台に立てば、選出される可能性は高いが「ここで満足できない」。さらに進化し、世界の怪人が集う舞台を目指す。

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