日本ラグビーの鉄人が『３８歳初戦』に連勝を誓った。スーパーラグビーに日本から参戦しているサンウルブズは７日、２勝目をかけてオーストラリアのフォースと東京・秩父宮ラグビー場で対戦する。試合前日となった６日は、チーム最年長のＦＷ大野均の３８歳の誕生日だった。

　試合会場での練習前、堀江翔太主将らチームメートから特製バースデーケーキを贈られた大野は、「この年齢になっても若い選手と争えるのは幸せ。東芝では１６年目だけど、サンウルブズでは全員が１年目。フレッシュな気持ちでできています」と笑顔でコメント。

　初勝利を挙げた４月３０日のジャガーズ戦について、「九州の被災地に勇気を届けたいと思ったけど、逆に僕たちがみなさんから力をいただいた」と振り返った大野。「今回は、みなさんからもらった元気を力にして、２勝目のメッセージを九州に届けたい」と誓った。（大友信彦）