タカマツ、韓国1番手ペアに快勝
「バドミントン・日韓大会」(10日、坂出市立体育館)
日本は女子が3-2で勝ち、男子が1-4で韓国に敗れた。シングルス3試合、ダブルス2試合で争った。女子はリオ五輪代表でダブルス世界ランク1位の高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)組(日本ユニシス)が同6位の鄭景銀、申昇チャン組にストレート勝ち。世界5位の奥原希望(日本ユニシス)は同7位の成池鉉に2-1で逆転勝ちした。男子はダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)が勝ったが、シングルスの佐々木翔(トナミ運輸)は敗れた。
力の差をしっかりと示した。リオ五輪の女子ダブルスで金メダルを目指す高橋、松友組が韓国の1番手ペアに快勝。高橋は「昨年10月の前回対戦では負けていて、負けたまま五輪に入りたくなかった。親善試合であっても勝てて良かった」と会心の笑みを浮かべた。
第1ゲームは攻撃力のある相手の連続アタックに押し込まれてリードを許したが、終盤にひっくり返した。高橋の強打と前衛で待ち受ける松友の読みがかみ合った第2ゲームは次々とシャトルをコートにたたき込んだ。
松友は「(今日の相手のような)ガツガツくるタイプは苦手だった」と打ち明ける。緩急自在のコンビネーションで揺さぶる「タカマツ」の持ち味が消えやすいからだ。そんな弱点を克服しつつあることを印象づけ、高橋は「今日の第2ゲームのように、力任せじゃない自分たちの試合ができたらいい」と手応え十分の様子だった。