サニブラウン疲れてても予選全体トップ
「陸上・関西実業団選手権」(22日、ヤンマースタジアム長居)
男子100メートルにオープン参加したサニブラウン・ハキーム(17)=東京・城西高=は予選で全体トップの10秒44(向かい風0・5メートル)を記録。練習の一貫として準決勝は棄権した。
5月は3日・静岡国際から国内3大会後に14日・ダイヤモンドリーグ(上海)で自己ベストの10秒22をマーク。今大会まで20日間で5大会に参戦した。「さすがに疲れた」と苦笑いするが「連戦に出ることで形ができてきた」と好感触もある。
次戦は6月5日の布勢スプリント(鳥取)に100メートルでエントリー。リオ五輪参加標準記録(10秒16)を突破した桐生祥秀(東洋大)、高瀬慧(富士通)、山県亮太(セイコーホールディングス)の3選手としのぎを削るが「走るのは自分自身との闘い。周りを気にせず自分の走りをできればいい」と泰然自若を貫く。