吉田沙保里 リオで「全員メダル」誓う
「レスリング・全日本選抜選手権」(29日、東京・代々木競技場第2体育館)
リオデジャネイロ五輪代表の全10選手が勢ぞろいして抱負を述べた。中央に陣取った53キロ級の吉田沙保里(33)が「今回が4回目のオリンピック。4連覇目指して、そしてレスリング競技全員がメダルを取れるように頑張っていきます」と力強くあいさつ。五輪4連覇がかかる58キロ級の伊調馨(31)=ALSOK=は「自分のレスリングをしっかり。いいレスリングをしたい」と語った。
ぶっつけ本番でリオに臨む吉田に対し、伊調は1月の試合で2003年以来の敗北を味わった。現在は調子も上々といい、6月中旬のポーランド遠征で、五輪本番を見据えた戦いを試すという。
対照的な調整方法で偉業へ向かうダブルエースが、ジャパンを引っ張る。