日本ストレート負けミス連発早くも苦境

 「男子バレーボール・リオデジャネイロ五輪最終予選、日本0-3中国」(29日、東京体育館)

 2大会ぶりの五輪を狙う世界ランク14位の日本は、19位の中国に0-3で完敗して1勝1敗となった。今後は強豪との対戦を控えており、アジア勢を相手に痛い黒星となった。予選は30日が休養日。日本は31日に世界ランク2位のポーランドに挑む。

 若さあふれる日本が、中国にはじき返された。平均身長約200センチを誇る相手に、ブロックだけで14点を献上した。最後は20歳のエース、石川のアタックがブロックされ、アジア代表を争うライバルに痛恨のストレート負け。リオ切符獲得に早くも暗雲が漂った。

 サーブから歯車が狂った。石川5本、柳田4本を含めて、計16本のサーブミスで自滅。4本をミスした清水は「自分たちからミスして、相手にいいバレーをされた。いつもはリードされてもサーブで追いつけるが、うまくリズムをつくれなかった」と唇をかんだ。

 満員のファンの声援に応えることができず、若きアタッカー陣の端正な顔が曇った。23歳の柳田は不発に終わり、第2セット終盤で交代。「チャンスで点を取れず反省している」。流れを変えられなかった20歳の石川は「勝負をしにいってのミスなので仕方ない」と前を向いた。

 31日は14年世界選手権王者のポーランドと対戦する。厳しい戦いが続くものの「次は世界王者なので、今日のことは切り替えて、しっかり修正する」と石川。失敗を恐れない20歳が、強打を振り抜き“金星”に導く。

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