バドミントン桃田、厳戒態勢で練習再開
違法カジノ店での賭博で謹慎していたバドミントン男子の桃田賢斗(21)が30日、千葉県市川市内の体育館で練習を再開した。所属のNTT東日本の出勤停止30日の処分が27日で解除され、この日は朝9時に東京・新宿の本社に出社。スケジュール確認などの業務を行った後、午後7時過ぎから約1時間半、ランニングなどで軽く汗を流した。
スーツにノーネクタイ、黒髪の短髪で、桃田が4月8日の謝罪会見以来、初めて報道陣の前に現れた。タクシーの後部座席中央に座り、両隣を関係者が固める厳戒態勢。そのまま足早に練習場に向かい、この日は報道陣に口を開くことはなかった。
4月10日に日本協会から日本代表の指定解除と無期限の試合出場停止処分を受け、リオデジャネイロ五輪出場が消滅。同11日にはNTT東日本から出勤停止処分を受け、この1カ月は香川県の実家で謹慎していた。
同社は「出勤処分が明けただけなので、まだ本人がコメントするタイミングではない」とし、今後の予定は未定。20年東京五輪にはチャンスが残るだけに、本人の動向に注目が集まる。