フェンシング・見延隠れ金候補だ

 フェンシングのリオデジャネイロ五輪男子エペ代表の見延(みのべ)和靖(28)=ネクサス=が19日、都内で取材に応じ、「メダルを獲りたい気持ちが人一倍ある。(W杯を)優勝した経験もあるし、自信もある」と、同種目日本初のメダル獲得に意欲を見せた。

 日本でフェンシングといえば、世界王者の太田雄貴がいるフルーレが有名だが、本場欧州では全身どこを突いてもポイントになるエペが最も人気がある種目。見延の世界ランクは10位。昨年11月のW杯で優勝したように、上位の実力は拮抗(きっこう)しており、日本代表の橋本監督は「見延も金メダル候補の一人」と、太田とともに金メダル射程圏と見ている。

 「とにかく面白く!」をモットーとする剣士は、4月末にリオの本番会場でのプレ大会も経験し「サンバとかカーニバルの国。雰囲気は自分に合っている」と、ラテンのノリも手の内に入れた様子。エペのメジャー化への絶好のチャンスとなる夢舞台へ「今後につながるように、金メダルを獲りたい」と、拳を握った。

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