藤光「黄金グッズ」で初五輪決める

 「陸上・日本選手権」(25日、パロマ瑞穂スタジアム)

 男子200メートル予選は、藤光謙司(30)=ゼンリン=が20秒49をマークし、2組の1位で26日の決勝に進んだ。飯塚翔太(ミズノ)、高瀬慧(富士通)らも予選を突破した。

 幸福を呼ぶ黄金グッズで初の五輪切符をたぐり寄せる。藤光はラッキーアイテムの金箔(きんぱく)シールを体に貼り、さらに金のネックレス、金の靴ひも、手の爪にも金色を施す徹底ぶりで予選に臨み、余力を残した走りで難なく26日の決勝進出を決めた。

 「今季はレースが少なかったので、一本走って安心したかった。思い通りのタイムで十分」と納得の表情。さらに、決勝に向けて「あしたは(金色グッズが)増えてるかもしれません」と予告した。

 飯塚や高瀬らライバルと高いレベルで争うが、負傷で欠場したサニブラウンについては「しっかりここで勝ちたかったので残念。出てたら面白くなってた」と“不戦勝”に無念さものぞかせた。17歳の新星に対し、「このタイミングはかわいそうだけど、この試練は彼にとってはいい勉強になる」と再起を期待した。

 既に日本陸連が定めるリオ五輪の派遣設定記録(20秒28)はクリアしており、初の五輪切符獲得は濃厚な状況。それでも、「記録を持ってようがやることは変わりない。勝つことだけに集中したい」と藤光。「やっと8割くらいの状態に仕上がってきた。でもピークに持って行くのはリオ五輪なので、このくらいの状態で勝負できないと本番で戦えない」。決勝で光り輝く快走を見せ、大舞台につなげる。

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