五輪代表の池江、100自で日本記録V

 「競泳・東京都高校選手権」(26日、東京辰巳国際水泳場)

 競泳女子のリオデジャネイロ五輪代表で東京・淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(15)=ルネサンス亀戸=が26日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都高校選手権の100メートル自由形で、53秒69の日本新記録をマークして優勝した。これで50メートル自由形、100メートルバタフライと合わせて3種目の日本記録保持者となった。

 高校生になっても“成長期”は止まらない。4月の日本選手権で内田美希(東洋大)が出した53秒88を大幅に更新。今月の欧州遠征では、海外選手としのぎを削る中で「見た目が大きくて速そうでもそうじゃない選手もいるし、小さくても速い選手はたくさんいた。日本人も技術面を上げていければいいと思った」と自信をつけた。

 現地で行った合宿でも自由形の最初の50メートルでベストタイムを上げるなど上り調子。指導する村上コーチは「(欧州遠征で)体は疲れてるけど、高校の試合には初めて出るので気持ちは高まっている」と“高校デビュー”効果を予告していた。

 来月は三重での代表合宿に参加する。8月の五輪本番に向けて止まることなく進化し続ける。

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