女子単・日比野、流れ手放し逆転負け
「テニス・ウィンブルドン」(29日、ウィンブルドン)
女子シングルスで初出場の日比野菜緒(フリー)は雨のため前日から持ち越されたアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)との1回戦を第3セット途中から再開し、6-3、5-7、2-6で敗れた。 28日はシングルス1回戦が行われ、男子で2013年以来の優勝を目指す第2シードのアンディ・マリーはリアム・ブローディとの英国対決を6-2、6-3、6-4で制し、第4シードのスタン・バブリンカ(スイス)とともに順当に2回戦に進んだ。
3度目の挑戦でも四大大会初勝利に届かなかった。昨季から成長する21歳の日比野は、2日がかりとなったフルセットの戦いで第32シードのペトコビッチに屈した。最後はフォアのショットがラインを外れ、無念そうに頭を下げた。
夢見てきたリオ五輪の推薦枠出場の打診を国際テニス連盟から大会前に受け「感激して泣いた」と言う。心身とも充実し、精度の高い攻撃的なストロークで第1セットを先取したが、第2セットの勝負どころで攻め急いで流れを手放したのが響いた。第3セット、1-5から再開後は約5分で力尽きた。