リオ五輪旗手は武井壮の“弟子”
日本オリンピック委員会(JOC)は30日、8月に開幕するリオデジャネイロ五輪の選手団の主将と旗手を決定。主将には五輪4連覇を狙うレスリング女子の吉田沙保里(33)=フリー=が、夏季五輪では女子初の主将に就任。旗手には00年シドニー大会の井上康生以来となる男性旗手として、陸上十種競技の14年アジア大会金メダリストの右代啓祐(29)=スズキ浜松AC=が選出された。
主将と旗手の“強さ”でいえば、日本の五輪史上最強といっていいペアだ。“霊長類最強女子”の吉田主将の横で、日本陸上界が誇るフィジカルモンスターが、力強く国旗を掲げることになった。
右代は身長196センチ、体重95キロという恵まれた体格を持ち、勝者が“キング・オブ・アスリート”の称号を得る十種競技で、日本選手権6連覇、アジア大会金メダルの実績を誇る屈指の身体能力の持ち主。元十種競技王者のタレントで、“百獣の王”を自認する武井壮を「師匠」と慕っている。
大役に抜擢された29歳は「リオデジャネイロオリンピックの日本選手団の旗手をさせていただく事になりました。こんなに光栄なことはないと思います。開会式は、選手団の先頭に立ち、堂々と歩いてきます。よろしくお願いします」と、コメントした。