バスケ日本女子はセネガルに快勝 栗原の3点シュートで逆転
「バスケットボール女子・国際強化試合、日本81-71セネガル」(5日、川崎とどろきアリーナ)
リオデジャネイロ五輪に出場するバスケットボールの女子日本代表が、同じく五輪に出場するセネガル代表との強化試合第1戦を行い、81-71で快勝した。世界ランク16位の日本は、第1Qに栗原三佳(27)=トヨタ自動車=の3点シュートと高田の個人技などで26-19とリード。44-33で迎えた後半も吉田を起点に攻め続け、同24位のセネガルに主導権を渡さなかった。第2戦は8日に神奈川、第3戦は9日に東京で行われる。
リオへ向け「メダルへの挑戦」を続けている日本代表。全員が初の五輪という状況の中、チームの鍵を握るのがSF栗原だ。高さで劣る日本が世界の強豪に打ち勝つために、武器とする3点シュートが必要不可欠なのだ。
第1Q序盤は相手に先行されたが、17-19から栗原のこの日2本目の3点シュートで逆転。以降はリードを守り抜いた。しかし不満も残る。前半は6分の3、チームとしても約47%という高い3点シュートの決定率をたたき出したが、後半は5分の0でチームも32%へ急降下。日本トップの16点を決めたが「決めなきゃいけないシュートを決め切らないと」と唇をかんだ。
海外遠征の必需品は干し梅で、大好物はお餅。大学まで大阪で生まれ育った、生粋のなにわっ子。愛らしいルックスで人気上昇中だが、内海監督も「思いっきり特徴を出してもらいたい」と期待を寄せる得点源だ。国産の“長距離砲”が、1カ月後の大舞台に照準を合わせていく。