男子バレー石川祐希が伊リーグ挑戦「20年東京五輪への再スタート」
バレーボール男子全日本代表のエースで、今冬にイタリア・セリエAのラティーナへ加入する石川祐希(20)=中大=が8日、都内で会見し、意気込みを語った。
「今回は挑戦というより、スタメンを張って、世界と戦っていくことを考えながらやっていきたい」。
石川は中大1年時の14~15年にセリエA・モデナでプレーしており、2度目の海外リーグ挑戦となる。ラティーナは昨季8位の中堅チーム。5~6月に行われた世界最終予選の際に、今季からラティーナの監督を務めるベネズエラ代表監督から直接オファーを受けたという。
全日本男子は世界最終予選で8チーム中7位に終わり、リオデジャネイロ五輪出場を逃した。石川自身、大会中に右足首を負傷し、力を出し切れず、悔しい結果となった。4年後の20年東京五輪に向け、個の力の底上げは必須。「リオ五輪には出場できなかった。20年東京五輪に向かって、再スタートを切って行けたら。自分の力を試すというよりも、しっかり結果を出していきたい」。期間は12月から約3カ月間。“日本バレー史上最高の逸材”と呼ばれる20歳が、さらなる進化へのステップを歩む。