A・マリー3年ぶり2度目の全英V 「この勝利を誇りに思う」
「テニス・ウィンブルドン選手権」(10日、ロンドン)
男子シングルス決勝で第2シードのアンディ・マリー(29)=英国=が第6シードのミロシュ・ラオニッチ(25)=カナダ=に6-4、7-6、7-6で勝ち、3年ぶり2度目の優勝を果たした。四大大会では12年全米オープンを合わせて通算3勝目。賞金200万ポンド(約2億6千万円)を獲得した。
地元の期待を背負ったA・マリーが、ラオニッチの勢いを封じ込んだ。第1セットは第7ゲームで先にブレーク。2度のタイブレークは守備力で底力を示し、ミスを抑えて圧倒した。覇権奪回で優勝トロフィーを掲げ「この勝利を誇りに思う。特別な気持ちだ」と感慨をにじませた。
次の目標は2連覇が懸かるリオデジャネイロ五輪。「この優勝が弾みになる。五輪も全力で挑みたい」と意欲をかき立てた。