陸上の男子100メートルでリオデジャネイロ五輪に出場する桐生祥秀(東洋大)が12日、欧州遠征に出発前に羽田空港で取材に応じ「海外でのレースの感覚を取り戻したい。楽しんで、その中で一番目にゴールしたい」とリラックスした表情で話した。
桐生は15日にスウェーデン、18日にハンガリーで大会に臨む。日本勢初の9秒台が期待された日本選手権の決勝では右脚にけいれんを起こし、10秒31で3位だった。ただその後は順調に練習を積めており、指導する土江寛裕コーチは「ことしは(大きな故障がなく)許容範囲でできている。自信を持っていける」と話した。