陸上リオ五輪代表に山下航平を選出、日本選手権で痛恨ミスの三段跳び
日本陸上競技連盟は13日、リオデジャネイロ五輪に出場する日本代表の追加内定選手を発表した。三段跳びの山下航平(21)=筑波大=、棒高跳びの澤野大地(35)=富士通=、男子800メートルの川元奨(23)=スズキ浜松AC=の3人が新たに選出された。沢野は04年アテネ、08年北京に続き、2大会ぶり3度目、山下、川元は初出場となる。
山下の父訓史さんは現在の日本記録(17メートル15)保持者で、ソウル、バルセロナ五輪に出場しており、“父子五輪”となった。リオ五輪参加標準記録を突破し臨んだ6月の日本選手権では1、2回目のファウルの後、3回目は16メートル越えのジャンプを披露したが、砂場から出る際に記録地点より前方に出なければならないところを、後方へ出る痛恨のミスを犯しファウル。記録なしで4回目以降に進めず、五輪代表入りを決められなかった。
ただ、10日の南部記念ではリオ五輪代表の長谷川、日本選手権優勝の山本を抑えて優勝。最後のアピールが実った形となった。