白鵬、日馬 波乱の2敗2横綱そろって金星配給は99年の武蔵丸と若乃花以来

 「大相撲名古屋場所・9日目」(18日、愛知県体育館)

 横綱白鵬が勢に、横綱日馬富士は嘉風に、ともにはたき込みで敗れて2敗に後退した。

 何枚の座布団が舞っただろうか。白鵬が、そして日馬富士が相次いで敗れた。出場した2横綱がそろって金星を配給したのは、1999年秋場所11日目の武蔵丸、若乃花以来の波乱。両横綱が中盤戦で綱とりの稀勢の里にリードを許す予想外の展開となった。

 白鵬は勢と体が離れ、前に出ようとしたところで右足親指が内側に曲がり、自らバランスを崩して転がった。1場所に複数の金星を与えるのは横綱10年目にして初の屈辱。「力負けというより、自分の勢いというのがある。(取組中は)冷静だったと思う」と自滅した一番を振り返った。

 日馬富士は合口の悪い嘉風を突き、押しや張り手で攻め切れず、引いて墓穴を掘り、はたき込まれた。「ちょっと熱くなった」と唇をかんだ。

 1差を許したが、ともに稀勢の里との対戦を残している。この日は横綱らしくない相撲でつまずいただけに、今後に真価が問われる。

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