錦織圭、脇腹まだ痛み「練習少しずつ」 クレー、芝の戦いぶりには手応え
男子テニスの錦織圭(26)=日清食品、世界ランク6位=が22日、自身のブログを更新し、ウィンブルドン4回戦のチリッチ戦で途中棄権する原因となった左脇腹に痛みが残っていると明かした。
「今はカリフォルニアに来て練習を再開しました」と近況を明かした。「まだ少し横腹に痛みがあるので練習は少しずつ始めています」と、まだ万全ではないこともつづった。
チリッチ戦は精彩を欠き、第1セットを落とし、第2セットも一方的な展開に。結局、1-5となった場面で棄権を申し入れた。悔しい敗戦となったが、ヨーロッパを主戦場としたクレーや芝のシーズン全体は「ポジティブな面もあったので収穫はありました」と前向きにとらえている。
ウィンブルドンでは左脇腹に不安と痛みを抱えたまま3試合に勝利できた。また、その前のクレーコートシーズンでは全仏オープンは4回戦敗退だったが、イタリア国際、マドリッドオープンは4強進出、バルセロナオープンは準優勝と安定した成績を残せた。
「優勝こそ早くもぎ取りたいですが、これだけ安定して結果が出たのは嬉しかったです!」と手応えをつかんだ様子の錦織。今後は8月29日開幕の全米オープンを筆頭に、ハードコートの大会が続くため、「またハードコートでの感覚を思い出してまた頑張ります!」と意気込んでいた。