リオ五輪レスリング女子代表が24日、都内で行われている合宿を公開した。五輪4連覇を狙う53キロ級の吉田沙保里(33)=フリー=は右股関節を痛めたことを明かしたが、順調な回復を強調した。
異変が起きたのは合宿初日の21日。起床後に痛みを感じたという。今も重心を支える動きができず、一部のメニューを回避。「思い切った練習が100%はできていない」と表情をくもらせた。
しかし、そこは霊長類最強女子。動きに制限こそあるが、この日からスパーリングを再開し「日に日に良くなってきているので大丈夫。しっかり治して五輪に向けてやっていきたい」と周囲の不安を一蹴した。