錦織が2年連続準決勝進出 今季マスターズで4度目のベスト4
「テニス・ロジャーズ・カップ」(29日、トロント)
男子シングルスで世界ランク6位の第3シード、錦織圭(26)=日清食品=は準々決勝で同40位のグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)を6-3、3-6、6-2で退け、2年連続でベスト4に入った。30日午後3時(日本時間31日午前4時)以降開始の準決勝で世界5位の第2シード、スタン・バブリンカ(スイス)と対戦。リオデジャネイロ五輪に出場予定の錦織は、バブリンカに1勝3敗と負け越している。
錦織が4強入りした。第3セット、1-1の第3ゲームは深いリターンで崩してブレークに成功。サービスゲームではネットプレーも絡めて重圧をかけ「第3セットは自分で気持ちを盛り上げてプレーができた」と胸を張った。
昨年、錦織がツアーでも格が高いマスターズで準決勝に進んだのは2度だけだったが、今年は出場5大会で4度目。大会前に不安のあった左脇腹は悪化することなく、3日連戦も乗り切り「脚の疲れはあるが、問題はない」と言い切った。