錦織、決勝の相手はやはりジョコ マスターズ初V&連敗ストップに挑む
「テニス・ロジャーズ杯」(30日、トロント)
男子シングルス決勝の対戦が、世界6位、第3シードの錦織圭(26)=日清食品=と、同1位、第1シードのノバク・ジョコビッチ(29)=セルビア=に決まった。対戦成績は錦織の2勝9敗。8連敗中の絶対王者から14年全米オープン以来となる勝利と、マスターズ1000初優勝を目指す。
錦織は準決勝で世界ランク5位のスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦した。タイブレークにもつれ込んだ第1セットを制すると、第2セットは錦織ペースに。ワウリンカがチャンスボールをミスする場面もあり、錦織が5ゲーム連取し、ストレート勝ちを収めた。
準決勝のもう1試合では、ジョコビッチはガエル・モンフィス(フランス)に6-3、6-2とストレート勝ちした。ロジャーズ杯はグランドスラムやシーズン最後のツアー・ファイナルズに次ぐカテゴリーであるマスターズ1000に位置づけられており、このカテゴリーでの優勝がない錦織にとっては大きな挑戦となる。