【モスクワ共同】ロシア・オリンピック委員会(ROC)のチャガチョフ前会長は1日、共同通信の取材に対し、同国のドーピング問題について「テロリストに対するのと同様に闘う必要がある」と指摘し、状況改善には、違反者に投獄を含む厳罰を科すしかないと主張した。プーチン政権は対策に着手しており、東京五輪では問題を根絶できると訴えた。
ROC名誉会長と上院議員を務めるチャガチョフ氏は「医師や研究所など(ドーピング防止に必要な)全ての手段はスポーツ省が握っている」と強調。「同省は数年前から違う形で対応すべきだった」と批判した。