池江が高校総体凱旋V ハード日程も大会新で圧勝
「競泳・全国高校総体・50メートル自由形」(19日、広島市総合屋内プール)
リオ五輪競泳日本代表の池江璃花子(16)=淑徳巣鴨=が18日、広島市総合屋内プールで行われた全国高校総体の水泳に出場し、50メートル自由形を25秒19の大会新記録で優勝した。200メートルバタフライは同代表の長谷川涼香(16)=淑徳巣鴨=が2分7秒31で制し、200メートル自由形では同代表の持田早智(17)=千葉商大付=が2分1秒25で2連覇を果たした。
ハードスケジュールも何のその。日本新記録を更新した100メートルバタフライなどリオ五輪で7種目12レースに出場した池江が、帰国直後のレースを大会新記録で圧勝。五輪のタイムを0・26秒上回るタフさを見せつけた。
「思った以上に感覚は悪かった」と言うが、それもそのはず。羽田空港に帰国したのが前日(17日)の午後3時。休む間もなく直接広島入りし、この日は朝9時半からの予選に出場した。19日の100メートル自由形にも出場する予定だが、時差ぼけは少し遅れて出るタイプとあって「今は大丈夫」と力強かった。
「決勝はタイムを上げられたのでよかった。ここから3年間、3連覇を目指したい。日本の自由形を引っ張れるような存在になりたい」。4年後の東京五輪へ向け、新たな挑戦が始まった。