“帰国”したリレー銀バトンが公式オークションに
リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー決勝で、銀メダルを獲得した日本が使用したとされる緑色のバトンが、29日までにリオ五輪のインターネット公式オークションに出品されている。同サイトには各競技で使用された用具や開会式で使用された国旗などが出品されている。
一方で、緑色のバトンは24日に日本選手団が帰国した際に、チャーター機でともに“帰国”している。日本陸連の関係者が手荷物として持ち帰っており、25日の解団式後にも報道陣に披露されていた。今後は国内の競技会などで披露される方向となっている。
日本陸連は2008年の北京五輪で銅メダルを獲得した際に、バトンが一時行方不明になったことから、今回は決勝レース前に国際陸連に譲渡を要望していた。今回のレース後もアンカーのケンブリッジ飛鳥(ドーム)がバトンを握りしめたまま4人で喜びを分かち合っており、その後、国際陸連を経て日本陸連へバトンは渡された。日本にあるバトンは、5レーンを表す「5」の数字が入っている。細かな傷などもあり、本物に見えるのだが…。