リオ金の金藤が日本新でV 自身の記録を7年ぶりに更新
「競泳・短水路W杯第2戦」(31日、ベルリン)
リオ五輪金メダリストの金藤理絵(27)=Jaked=が女子200メートル平泳ぎで2分16秒27の短水路日本新記録で優勝した。自身の持つ記録を7年ぶりに0秒46更新し、同27日のW杯第1戦に続いて頂点に立った。鈴木聡美(ミキハウス)は2分25秒41で5位。女子50メートル平泳ぎでは金藤が30秒91で6位、鈴木は31秒00で7位だった。
女子200メートル平泳ぎの金藤は09年11月に同じベルリンでつくった自らの短水路(25メートルプール)日本記録を塗り替えた。それでも「もうちょっと(記録を)出したかった」と複雑そうだ。自らの伸びしろを感じているからこそ満面の笑みとはいかなかった。
五輪や世界選手権を実施する長水路(50メートルプール)では今年に入って自己ベストを1秒以上縮めている。だからこそ、短水路でも同等以上の記録更新が可能との手応えがある。高速水着時代の自らの記録を更新して一つの壁を破ったことに満足せず「もう少し(タイムは)伸ばせる」。記録へのモチベーションが五輪女王を支える。