大坂 世界9位との激闘に敗れ初の16強逃がす 母のねぎらいに涙
「女子テニス・全米オープン」(2日、ニューヨーク)
女子シングルス3回戦で世界ランク81位の大坂なおみ(18)が、同9位の第8シード、マディソン・キーズ(米国)に5-7、6-4、6-7で敗れ、四大大会初のベスト16入りはならなかった。女子ダブルスの穂積絵莉(22)=エモテント、加藤未唯(21)=佐川印刷=組は、2回戦で第14シードのダリヤ・ユラク(クロアチア)アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)組に6-4、6-3で勝ち、3回戦に進んだ。大坂、奈良くるみ(安藤証券)組は1回戦で敗退した。
殊勲星を目前にしながら、大坂は全豪、全仏に続いて3回戦でシード選手に屈した。米フロリダ州から応援に駆けつけた母の環さんから「あなたを誇りに思う」と声を掛けられ、目に涙が浮かんだ。
第3セット、5-1からサービスゲームを2度落とした。5-4の第10ゲームでは30-30から簡単なボレーをミス。勝負どころで経験不足による詰めの甘さが出た。
「初めてツアーで一年を戦った。これもいい経験」と受け止めた18歳。キーズも「素晴らしいファイター」と力を認めた。