萩野がライバル対決制しV!瀬戸に3秒差つけ圧勝
「競泳・日本学生選手権」(3日、東京辰巳国際水泳場)
男子200メートル個人メドレー決勝で、リオデジャネイロ五輪男子銀メダルの萩野公介(22)=東洋大=が、1分57秒13で2年ぶり3回目の優勝を果たした。前年覇者の瀬戸大也(22)=早大=は1分59秒93の2位。男子400メートルメドレーリレーは瀬戸、坂井聖人、渡辺一平のリオ五輪代表3人を擁した早大が3分35秒00の大会新記録で制した。
20年東京五輪に向けて、宿命のライバル対決“第2章”が早くも幕を開けた。萩野は最初のバタフライからリードを奪い、瀬戸に約3秒差をつける圧倒的な泳ぎで、個人種目としてのリオ五輪帰国初戦を飾った。
前半は日本記録ペースだったものの「(直後に)リレーがあったので(第3泳法の)平泳ぎからは流した」ため記録は伸びず。「最後まで出していれば(日本記録の)1分54秒は出た。もったいなかった」と照れ笑いし、「200メートルならいつでもチャンスはあるので」と、次戦の国体(9~11日、岩手)での快泳を予告した。
4日は本命の400メートル個人メドレーで激突する。「調子はいいので、前半で決着をつけたい」と、金メダリストのプライドをにじませた。