ジョセフ新HC ラグビー日本代表も19年W杯4強やれる
ラグビー日本代表の新ヘッドコーチ(HC)に就任したジェイミー・ジョセフ氏(46)が5日、都内で会見した。19年に日本で開催されるW杯に向けて、「日本と同じような歩みをした」という15年W杯4強のアルゼンチンを例に挙げ「日本もやれない理由はない」と意気込みを示した。また、各カテゴリーの日本代表と、スーパーラグビーの日本チーム・サンウルブズの総監督を務めることも発表された。
再び世界を驚かすことができるか。ジョセフHCは選手時代、ニュージーランド代表としてW杯で準優勝し、日本代表にも選出された。昨年のW杯で歴史的3勝に導いたエディー・ジョーンズ氏の後を継ぎ、19年W杯を戦うことに「挑戦になると思う」との覚悟を示した。
具体的な数字の目標は掲げなかった。トップリーグ、サンウルブズ、テストマッチなどをこなす日本代表のスケジュールを「非常に難しいことと思うと同時に、代表の強化に一番いい環境」と前向きに捉えた。そして、アルゼンチン代表を例に「彼らも、われわれと似た歩みをしてきたと思う。最初のころは苦しんでいたはず。とても難しい挑戦をしていたと思うが、昨年のW杯でトップ4に入った。日本も2019年にやれない理由はない」と口にした。
日本代表については「スキルに長けていて、持っているエネルギーをすべてつぎ込む激しさがあった。パワーは世界に追いつかないといけない」との印象を持った。指導については「私はエディー・ジョーンズではないので、彼がやったことをそのままやるのではなく、自分が思うところをやっていく。ただ、過去に何が行われていたかは知って、相手に勝つためにどんなアドバンテージを創出していくかを考えないといけない」と自身の色を反映させる考えだ。
世界ランク12位の日本は今後、11月にテストマッチ4試合に臨む。“ジョセフ・ジャパン”の初陣の相手は、くしくも世界7位のアルゼンチンだ。