白鵬 秋場所出場可否8日に決断
「大相撲秋場所」(11日初日、両国国技館)
右足親指と左膝痛のため出場が微妙となっている横綱白鵬(31)=宮城野=が7日、都内の病院でエックス線、磁気共鳴画像装置(MRI)などによる精密検査を受けた。その結果をもとに8日、出場するか休場するかの決断をする。
7日も前日と同じように四股、すり足はできなかったが、また割を始めるなど、調整のレベルは少し進展。約1時間汗を流し、「(6日に右足親指の)血を抜いたんですよ。治療がよかったのかな。指先は神経が多くて圧迫されているから」と笑顔も見せた。
報道陣から動きがよくなったと言われると、「よく分かっているね。そんな感じです」と返したが、現実問題として出場は厳しい。検査結果が良好だったとしても準備不足は否めない。そのあたりは白鵬も重々承知で、「今日が月曜日(2日前の5日)だったらよかったねえ」と本音も漏らし、出場より休場に傾いていることをうかがわせた。
休場すれば昨年先場所以来4度目。初日からの休場となると大関だった2006年九州場所以来となる。