今井月、リオ準決超えタイム国体2冠 「思ったより速くてびっくり」
「競泳・国民体育大会」(11日、盛岡市立総合プール)
少年B女子200メートル個人メドレー決勝が行われ、リオデジャネイロ五輪代表の今井月(16)=愛知・豊川高=が2分11秒93で優勝した。同100メートル平泳ぎも制し、2冠を達成した。
予選からタイムを落とし、準決勝敗退に終わった初の五輪から1カ月。苦い思い出を払しょくするように、「平泳ぎの調子がよくない」と言う中で、好タイムをたたき出した。「思ったより速くてびっくりした。五輪の準決勝より速くて、(五輪は)何やってたんだろうって」。
20年東京五輪に向けての勝負は始まっているが、得意の平泳ぎ、個人メドレーには、渡部香生子(JSS立石)、寺村美穂(セントラルスポーツ)をはじめ、国内のライバルが多数。同学年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)も200メートル個人メドレーへの参戦を視野に入れている。
気鋭の16歳は「来年も(世界選手権の)代表にしっかり入りたい」と意気込み、「自由形でも試合に出たい」と、強化の一環として新種目への挑戦にも意欲。「4年後に向けて1年1年しっかり積み重ねていきたい」と気合を入れた。