バブリンカ全米初V 四大大会3勝目、ビッグ4に迫る
「テニス・全米オープン」(11日、ニューヨーク)
男子シングルス決勝は第3シードのスタン・バブリンカ(31)=スイス=が第1シードのノバク・ジョコビッチ(29)=セルビア=を6-7、6-4、7-5、6-3で破り、初優勝した。14年全豪、15年全仏に続いて四大大会3勝目を挙げ、優勝賞金350万ドル(約3億6千万円)を獲得。四大大会通算12勝のジョコビッチは2年連続3度目の全米制覇を逃した。
バブリンカが全米王者の称号を手に入れた。決勝では14年からツアー大会11連勝。「いい選手になるため毎日練習をすれば、結果はついてくると信じていた。最高の2週間だった」と満面の笑みだった。
10度のブレークチャンスのうち、6度をものにしたのに対し、自身のピンチでは17度中3度しかブレークを許さなかった。「勝負強さに理由はない。世界1位を倒すには全てを出し切るだけ」と誇らしげに話した。
四大大会は3勝目。男子で「ビッグ4」と称されるジョコビッチ、A・マリー、ナダル、フェデラーの実績に着実に近づいている。ジョコビッチからは「仲間に入るのに値する」と賛辞を受けた。