上地 涙の銅メダル 車いす日本女子テニス界初の快挙!
「リオ・パラリンピック・車いすテニス・女子シングルス・3位決定戦」
車いすテニス女子シングルスで開会式の旗手を務めた上地結衣(22)=エイベックス=が3位決定戦を制し、同競技女子で日本勢初のメダルとなる銅に輝いた。
自転車は女子タンデム個人ロードタイムトライアル(視覚障害)の鹿沼由理恵(35)=楽天ソシオビジネス=が同競技女子初のメダルの銀を手にした。男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C3)の藤田征樹(31)=日立建機=も銀だった。競泳は男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)の木村敬一(26)=東京ガス=が今大会3個目のメダルの銀を獲得した。
陸上は女子400メートル(切断などT47)の辻沙絵(21)=日体大=が銅。日本はメダルラッシュとなり、銀7、銅9の計16個に増やした。
女子シングルス3位決定戦でエース上地は粘りのラリーで勝利を決めると、右拳を突き上げた。目標の金メダルに届かなかったが、日本女子初のメダルを獲得した。初出場した前回ロンドン大会は8強。この4年間は四大大会のダブルスで「年間グランドスラム」を達成するなど飛躍を遂げ、世界ランキング1位にも輝いた。開会式で旗手の大役を務めた肩の荷も下り「ほっとした。やっと終わった」と涙が止まらなかった。