錦織に自信「このまま日本が強くなっていく」【一問一答】

 「男子テニス国別対抗戦 デ杯ワールドグループ入れ替え戦 第2日、日本-ウクライナ」(17日、大阪市靱TC)

 ダブルスが行われ、日本は世界ランク5位の錦織圭(26)=日清食品、同98位の杉田祐一(27)=三菱電機=組が、6-3、6-0、6-3でストレート勝ちし、3勝0敗としてワールドグループ(WG)残留を決めた。錦織の喜びの一問一答は次の通り。

 -試合が終わって。

 「今大会は珍しくダブルスでのスタートだったけど、今回勝利したことで、4人全員で勝ちとった2日間の3勝だった。特に1日目の2人がタフな環境で勝ってくれて、相手にダメージを残してくれた。(前日にダニエルが破った)スタホフスキーにもダメージが見えた。チーム全員で勝ちとった勝利だった。今日も杉田さんと2人でいいテニスができて、リターンゲームがとても冴えて、サービスゲームにもいいリズムをもたらすことができたし、すごくいい気持ちでプレーできた。杉田選手とダブルスを組んで新たな道が見えたし、日本チームとして得たものがすごく大きい試合だった」

 -杉田とは初のペアだったが。

 「初めてなので2人のプレーが固まってないのは事実なので、試合の中で決めていかないといけない部分があった。練習期間もないし。ただ、試合がいい展開でいけたのでそこまで修正するところがなかった。リターンゲームがカギになって進めていけたので、彼のストロークからのポイントの組み立てだったり、安心して前で動いて点を取れた」

 -前日、若い2人が2勝したが、どう映った。

 「僕自身ダブルスに出ることは木曜日から構えてたが、相手は2人にとって格上ですし、0勝2敗になる最悪の展開も予測してた。その中で2勝0敗になった。このタフな環境の中、スタコフスキーももちろん強いが、マルチェンコは全米16強で世界ランク50位。その相手に粘り勝ってくれて、僕らもより元気づいた。これ以上ない出来。もっともっとチーム全体で強くなりたい」

 -今回はメンバー4人が世界ランクでトップ100を切るなど、レベルは上がっている。

 「欲を言えば足りないところはまだまだある。ただ、昨年の決勝では、英国対ベルギーみたいな(意外な組み合わせになる)こともある。このまま日本が強くなっていくのは絶対だと思う。特にダニエルと西岡の2人は20歳前後だし、その下にも綿貫(陽介)君もいてジュニアも強くなってきてる。まだこの数年、残留と1回戦を行ったり来たりしてるけど、数年経てば上に行けると思う。しばらくは耐えて、WGいることが最低限。そこから上は調子やドローも左右するので」

 -西岡、ダニエルの活躍に燃える気持ちは。

 「まだまだ足元にも及ばない…ウソですけど(笑)。若手がトップ100に入ってきて、当然刺激を受ける。昔、自分も添田(豪)君だったり(鈴木)貴男さんを見て育ってきたので。同世代には(杉田)祐一さんがいたり、刺激を受けて上に上がっていくのはすごくいい流れだと思う。本当は伊藤(竜馬)選手や添田君にももう少し上がってきて欲しい。もっとトップ100に人数がいれば、トップ50も増える。僕自身も頑張らないといけない。みんなで強くなれれば」

 -ジュニア時代にプレーした大阪市靱テニスセンターへの思いは。

 「懐かしい気持ちがあった。スーパージュニア以来約10年ぶりで、関西に来れる機会も少ないので。満員のお客さんの中で楽しかったし、あしたも試合はあるのでいいテニスを見せたい」

 -さっき言っていた「新たな道」とは。

 「若手2人の活躍もそうだし、自分も杉田さんと2人でいいダブルスができたのも発見だった。チームにとって見えてきた部分があるのかな」

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